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月に一度、ハンドマッサージのボランティアで、日系のシニアセンターにお邪魔しています。


足のツボが「第二の心臓」と言われるのなら、手のツボは「第二の脳」と呼ばれる部分。
手には脳とつながる神経細胞が多く集まっていて、ひとつの動きに対し、脳の約3割が使われていると言われています。

よって、
手や指を動かすことで自然と脳の血流量が多くなり、脳が活性化され、ひいては若返りの効果もあるようです。





とまぁ
ハンドマッサージの効果は置いておいて…




IMG_2210[1]



おじいちゃんおばあちゃんに使うのは、ラベンダークリーム。
(手前のは除菌スプレーですな)

鎮静作用、リラックス効果の非常に高い、そして子供からお年寄りまで使える優しい精油であるラベンダーを配合したクリームをマッサージには使用します。

ラベンダーの香りに包まれて、ぽっと頬がゆるむおばあちゃん・おじいちゃんの顔を見ると、こちらも本当に癒されるのです。

月に一度のハンドマッサージボランティア。

もう何度目だろう?


はじめの頃は慣れない環境に、おばあちゃん、おじいちゃんとの距離感に悩んだこともある。


コミュニケーションのとり方、距離感、いかに快適になってもらえるか…
ハンドマッサージの技術云々よりも、こちらの方が何倍も難しかった。




恐がるおばあちゃんがいた。
見ず知らずの人間に体のどこかを触られることに強い抵抗を覚えるおばあちゃん。

でもね、10分15分ほどの短い時間だけど、終わった時にはにっこり笑顔を見せてくれるの。
恐怖心からあーーーんなに強張っていた手も、マッサージの後はほんのり赤みを帯び、格段に温かくなっている。

「ありがとう」
って言ってくれる。



自分の若い頃の話を嬉しそうに語るおばあちゃん。


静かに、ただ静かに私のマッサージを受け止めてくれるおじいちゃん。



無理にしゃべろうとしなくてもいいんだ、無理に自分の方から歩み寄ろうとしなくてもいいんだ、って思い出した頃から、ぐっとおばあちゃん、おじいちゃんとの距離が縮まった気がした。


無理に何かをしようとすると、手から手へと、その正体がなんであるかは分からないはずなのに、相手には気づかれてしまうんだ。

いかに自然に。
いかにフラットに。

おばあちゃん、おじいちゃんと接することが大事なのかを学んだ瞬間だった。



手を他人に触られるってこと自体が、ほぼ皆無なおばあちゃん、おじいちゃん。
(それは私たちも一緒だね)

特にお年寄りの手は指は、ものすごく冷たくってものすごく強張っている。

「もう動かなくなっちゃってね~~~~アハハッ」
って大声で笑うおばあちゃん。

リハビリしようにも、面倒、だるいらしい。


そんな強張ってしまった手を指を、やさしくほぐしてあげる。

優しく、本当に優しく。




すると、あんなに強張っていた指が開くようになるんだよね。
大きくパーって出来るようになるんだよね。


自身も驚きながら、
「またお願いしますね~~~」と言ってくれる。



こうしておばあちゃん、おじいちゃんと触れ合うことで、一つ分かったことがある。



手は「第二の脳」と前述したが、それと同時に
手は「人生」なのだということ。


「がさがさでしわしわで恥ずかしいわ~~」
と言いながら差し出す手は、そのおばあちゃんの歴史そのものだ。

戦後アメリカに来た人、
生まれがアメリカで、戦時中にいったん日本に帰り、成人してからアメリカに戻ってきた人。


当時の日米の摩擦、私たちには想像もできないような苦労、屈辱を味わったであろう日本人としてアメリカに居るという現実。

結婚し、子供をもうけ、一生懸命地に足を付けて生きてきた。




その人それぞれの歴史が、そのまんま手に反映されているんだということに気付いた。



だから、あんなに強張っていても、冷たくっても、芯の部分は温かく、深~~~~い感じがするんだって。
(あーーーー!!!稚拙な表現しかできなくってイヤ!!!!)


おばあちゃん、おじいちゃんの手を触らせてもらい、彼らの歴史のほんの一端を覗かせてもらい、なんともいえない感情に襲われる。

その感情は、深く、強く、暖かい。

まさに人間パワースポット。






毎月一回のこのボランティア。
ボランティアなんて言うのがおこがましく感じるほど、わたしがお年寄りから得ているものは大きい。


今ではこの月に一度の訪問が、呼吸をするのと同じくらい自分の中では大事な位置づけになっている。


「ありがとうございます」と言われるのは私たちの方ではない。


私たちが毎回「ありがとうございます」なのだ。




前回は100歳のおばあちゃんの手を触らせていただき、大きな力と優しさをいただいた。

お話しがあまり出来ないような状況であるにもかかわらず、マッサージをする私の手を終始ギュッと握りしめてくれていた。
あ~~、おばあちゃんは私の存在を認め、受け入れてくれているんだぁと、肌で感じた。

人間パワースポット。



+++++
実はここまで書くのに、多大な時間を要した。


本当ならボランティアに行き始めた数か月前にはこのことを書きたかったのだが、その当時は自分の中でまったくもってボランティアに行っているという状況をまとめることが出来なくって。
毎回行くたびに大きな力をもらい、それが本当に大きすぎるもんだから、自分の中で消化しきれなかった。
それこそ涙で濡れて前が見えません状態。。。



前回の訪問でようやくフラットな気持ちでおばあちゃんたちと向き合える自分を実感し、ようやく文章にも書けるように。



ちなみに写真も撮れるようになった。





IMG_2205[1]

マッサージをさせてもらっている部屋から外を見たところ。

おじいちゃんとおばあちゃんが木漏れ日の中デート❤中。



今月末、またお邪魔しますね。
楽しみに しています。



こんな素晴らしい機会を与えてくれるAQUAのみなさまにも、多大な感謝とチューーーーー❤を。


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