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2007.03.22 優等生の危機
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予想していたというか、もしかしたらいつか起こるんでないか・・・・ということが起こった。

ルナが軽いパニックを起こしたらしい。


月曜日。いつものようにクラスが終わったあと、子供たちは表で遊んでいる間先生に
「ちょっといいですか。」と呼ばれ、少し話をした。
その日、知能トレーニングの最中、知育玩具をクラスメートの子と取り合いになったらしい。
それを見た先生は、二人に対して
「けんかをするんだったらそのおもちゃは先生がもらっちゃうね。それで違うおもちゃで遊びなさい」と、“注意”というよりも“お話”を二人にしたらしい


たったそれだけだ。それだけのことで、ルナは軽いパニックを起こした、というのだ。
「喉がいた~~~~い」を連呼し「もうおウチに帰る~」 
ヒックヒックと軽いひきつけと共に泣き出したらしい。
先生は冷静に「違うおもちゃを持ってきてあげるから少しだけ待っててね」とルナを残し、別室に行きおもちゃを取って、ルナの所に戻ってきた時にはすで
にルナはケロッとしていた、というのだ。


実は先週も同じようなことがあったらしい。
状況も今回とあまり変わらないような 「なんで????」とも思えるような内容で、ルナはパニックを起こし「喉がいた~~~い、帰る~~~
を言い出したらしい。
ただその時もあっという間にリカバリーし、その後は何事もなかったかのように授業を受けていたとのこと。

 

「っっっったく、ディフェンス弱いなぁ。。。。」
思わず口からこぼれてしまった。

 

ルナはワタシ・パパに怒られることはもちろんだが、慣れている。
ただ一歩外に出ると「優等生のルナちゃん。」 
先生からは、「なんの問題も
ありませんよ、いつもいろいろとサポートしてもらっています。」と毎回お褒めの言葉を頂戴する。
そんなルナ自身にとって、注意をされたわけではないとしても、大好きな先生から何かを言われたこと、そして優等生のワタシ(=ルナ)が言
われてしまった、ということが相当ショックだったらしい。
それも私たちには想像できないほどのショックが彼女を襲ったのであろう。
ただ単に他人から(例えば友達のおかあさんやワタシの友達から)注意された、というより彼女の中ではかなり重要なポジションにいる先生
に言われたというのがポイントである。
これまで他人から注意をされてもパニックを起こしたことなどないので、なおのことそうなのであろう。

先生には「これに気にせず、何かあったのならばドンドン注意なり叱ってください」
とだけ言っておいた。
ありがたいことに先生の冷静な判断と
ルナへの理解のおかげで別段大事にも至らず、何事もないかのように遊ぶルナ。これならばまだまだ大丈夫だと思った。

 


思ったのだが・・・・・・

 

ふと自分の幼少の頃を思い出した。

 

幼稚園・小学生の頃までのワタシは、周りの大人たち誰もが認める「優等生」つまりは「いい子ちゃん」であった。
成績がいいのはもちろん、素行の部分も言うことなし。どこに行っても行儀が良く、どこに出しても恥ずかしくない女の子。そんな幼少時代を
過ごしていたワタシ。

今思えばそれもきちんと理由があった。
約25年前ほどの日本。今では両親が離婚している子供なんてなんの珍しくもないだろうが、その当時はまだ全然数も少なく、離婚した両親を
もつ親をもった幼少時代のワタシは、少なからず何か周りの家庭とは違った空気が自分の周囲を覆っていることを察していた。


父親がいなく、母親も仕事でまったく時間の違う生活を送っていたため、実質的ワタシの母役は祖母であった。
別にそんなことでいじめられ
たり、影口をたたかれていた記憶もないのだが、なんとなく他と違うワタシの家族。
子供心にも「ばあちゃん・じいちゃん達には絶対に迷惑を
かけてはいけない」
「いつも褒められる子でいよう」と思っていたのであろうか。
とにかくワタシはお墨付きをもらうほどの「いい子ちゃん」ぶり
を発揮していた。
だがそんなうわべだけの「いい子ちゃん」は中学生になると同時にもろくも崩れ、思春期にありがちな路線へと行くことになるのだが(笑)


まぁワタシの場合、自らが「いい子ちゃん」を演じることで周りに気を使い、その術をもって自分を守っていたのであろう、と今にしてみればそ
う思うのだが、ルナの優等生は正真正銘の優等生ちゃんなので、その殻がもろくもやぶれると今回のようなことが起こりうるのであろう。
いつかこん
なことになるのではないかと多少なりとも感じていたことが、やはり起こったのだ。

ケースは違えども、優等生ちゃんの気持ちが分からないでもないワタシから言わせると、優等生ちゃんの最大の弱点。
それは褒められることには慣れているが、注意されることに全くといっていいほど慣れていない。
ちょこ~っと何か自分の意思とは違うことを言われただけで、小さな心は「パリーン」とひびが割れてしまうのだ。


そして、いつも「いい子ちゃん」であると周りから思われている子供というのは、自分自身気づかないうちに「いい子ちゃん」な自分が当たり前のことだと感じ、「もっといい子になろう」という努力をするように思う。
そして「もっと
褒められたい」と願うようになるのだ。もちろん褒められることはいいことだとも思うし、向上心があるということも大いに結構。
だがひとたびそ
の自信が崩れた時、自分自身でリカバリーできないというとても弱い一面も持ち合わせている、ように思う。

子供だったら怒られて当然。褒められるより怒られることでドンドン成長していくのではないだろうか。
それが怒られ慣れていない「いい子ちゃん」は予想以上の苦痛を感じてしまうのであろう。
しかも“他人に怒られる” ここがとても大
事なことだと思う。
正当な理由で他人に怒られる、ということが昨今あまりにも少なくなってきているように思うのだ。
怒る側の私たちも「面倒」
だとか「関係ない」とかさまざまな理由をつけ他人を怒ることを忘れてしまっている。
「怒らない私たち大人」側と「怒られない子供たち」 ←溝は深くなる一方だ。


話を元に戻そう。

今回の一件で、以外にもディフェンスの弱さを露呈することとなったルナ。そして優等生としてのプレッシャー。おおげさかもしれないがあながち誇張しすぎているわけでもないと思う。
だがルナの優等生ぶりは私たち両親が望んでしていることではないので、これ以上ルナがプレッシャーに感じることがないように私たちがハ
ンドルすることは可能だと思っている。

ルナは嫌がっていたのだが、わざとというかルナのいる前でこの話をワタシはパパに言った。
案の定ルナはこの話が始まるやいなや、リビン
グルームから姿を消した。それからパパはルナを抱っこしながら今回の一件を聞いた。
ワタシのこの判断はもしかしたら間違っていたかもしれない。
本当ならばルナのいない場所でこの話題はするべきだったのかもしれない。ル
ナにとっての今回の一件は自尊心が少なからず傷ついたことであるだろうから。
先生に注意をされ(本当はそうではないのだが、彼女自身はそう思っているように思う)思わず泣き叫んでしまったルナ。


だが、こういう時にこそルナの前できちんとこの話題に触れようと思ったのだ。
彼女に気を使うあまり、声を潜めてこの話題に触れる、とかその後も知らん振りを続けて、腫れ物にでも触るような接し方をするのもイヤ!
彼女の問題は私たち家族の問題でもあるわけだし、パパとママがどう感じているかということを、きちんとルナにも直接聞いてもらいたかったのだ。

それと同時にワタシはきちんとルナに伝えたかった。「別にこんなこと何でもないこと、たいしたことはないのだ」ということを。
注意をされることなんか別にたいしたことではないし、注意をしたからといって先生はルナのことをとっても大好きなんだよ、ということをきち
んとルナに伝えたかった。
だから、怒られてしまったからといって、ショックを受けることはないのだ、ということを丁寧に言って聞かせた。

ルナが理解したかどうかはあやふやではあるが、こんな小さな子供がもう様々なことを感じているのだなぁとしみじみ。
確かに感受性は結構
あるとは思っていたが、ここまで他人からの言動を受け止めてしまうとは、予想以上にもルナはセンシティブな子供なのかもしれない。
ただリカバリーの早さも天下一品(笑)
この一件だって実は数分の出来事であるらしいので、実際私たちが感じているほどルナは
な~~~ん
にも感じていないのかもしれないし。
そうだったらホッとするのだが・・・・・・。


先生は最後にこう言った。
「ルナちゃんがいてくれるから、とっても助かってるんですよ。クラスをまとめてもくれるし、引っ張っていってもくれるし。」

だけどね、先生。たまにはルナにも息抜きをさせてくださいね。ルナもたまには誰かにまとめてもらいたい時もあるだろうし、引っ張っていってもらいたい時もあるだろうから。
そしてルナがそう感じた時の“抜け道”をいつでも作ってあげていてください。その“抜け道”さえあれば、ルナ
はいつでも優等生という殻を自分で脱ぐことが出来るであろうから。
自然体のままでいさせてあげてください。

そう心の中でお願いをした。

 

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